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3月8日(木)曇り

今日は木曜なので、ポルトガル語教室でした。

毎週、ノート1ページぶんの作文を書いていくのですが
きょうは『電車』というタイトルで書きました。

ところで
ポルトガル語やスペイン語は
英語と同じように、
単数と複数の区別が厳密です。

日本語では
『部屋に窓があります。』
と言っても何の問題もありませんが、

ポルトガル語では、
窓が一つならば、『一つある』と言わなければならず、
2つ以上ならば複数形の活用をしなければなりません。

サンドラ先生に
どうしてなんでしょうねと言ったら、
それはもう文化の問題だ、と言われました。

本当に、言語というものは面白いものだと思います。

スペイン語を勉強していたときに
なるほどなあと思わず感心してしまったのは、
『魚』っていう言葉です。

スペイン語では
水の中で泳いでいる魚は『pez(ペス)』、
料理になってお皿の上に乗っている魚は『pescado(ペスカド)』と言って
明確な使い分けがあります。

『pez』が、どの時点で『pescado』に変わるのかというと
僕が読んだ本には
『漁師さんが釣り上げた瞬間に"pez"が"pescado"に変わるのだ』
と書いてありました。
つまり、
"pez"は生き物としての魚で、"pescado"は食べ物としての魚なんだね。

この使い分けは、日本語にも英語にもポルトガル語にも無い、
スペイン語特有の文化であります。

以前、
ラジオのリスナーの方から番組に質問のお便りを頂きました。
それは
『どうして「おうし座」や「おひつじ座」があるのに、
 「めうし座」や「めひつじ座」が無いのか』
というものでした。

僕はそのときうまく答えることができませんでした。
プラネタリウムの解説員の先生でも
即座にハッキリと答えられる人は少ないと思います。

これについては
いろいろな答え方や正解があると思いますが、
(たとえば『おうし座は大神ゼウスが変身した姿であり、ゼウスは男だから』とか)

今だったら僕は
言語の構造が違うのだと答えると思います。

ヨーロッパの諸言語では
オスの牛と、メスの牛は、まったく別物なのです。

日本語では、まず『牛』という言葉があって
それがオスなのかメスなのかという区別が次にあるので
『おうし』『めうし』という言葉が生まれるわけですが

ヨーロッパの言葉では
最初から『オスの牛』と『メスの牛』は別々の名前で呼ばれているわけです。
だからヨーロッパの言語で生きている人には
『どうして「おうし」の星座があるのに「めうし」の星座がないのか』という
疑問が生まれることも、無いのだと思います。

これと似た現象が
日本語にもないだろうかと考えたことがありました。

そして、たぶん
『うどん』と『そば』が
それに近いのではないだろうか、と思い当たりました。

ウドンもソバも
英語では同じ『ヌードル』と言うしかありません。

それでも強引に言い分けようと思ったら
『太いヌードル』と『細いヌードル』、
または
『ウドンヌードル』『ソバヌードル』と言うしか無いと思います。

でも日本人にとっては
『うどん』と『そば』は
最初っから別物なわけです。

もしも、日本人が星座をつくったとして
その中に
『うどん屋の主人』の星座があったとしても
日本人はそのまま
『ああ、あの星座は、うどん屋の主人の姿を表しているんだな』と
素直に受け入れると思います。

でも、ヨーロッパの人たちは
『どうして「太いヌードルの店の主人」の星座があるのに、
 「細いヌードルの店の主人」のほうの星座は無いのだ?』という疑問を
持つかもしれません。

などという仮説を立ててみたのですが
どうでしょうかね。

などという話はいいとして、
明日もがんばりましょう!!
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