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12月6日(金)晴れ

テレビで
ネルソン・マンデラさんが亡くなったというニュースを見て
以前、南アフリカ共和国に行ったときのことを思い出しました。

南アフリカ共和国では
アパルトヘイトという人種隔離政策のもとで
肌の色による差別というものが
『最近まで』堂々と行われていたわけです。
その撤廃のために人生をかけて戦ったのが
ネルソン・マンデラさんなんですね。

僕たちは
ヨハネスブルクにある
ネルソン・マンデラさんが一時住んでいた家にも行きました。

ソウェト地区という所にあり
ここは、差別を受けていた黒人の人たちが
劣悪な環境の中で暮らしていた場所です。

この地区には
『ヘクター・ピーターソン博物館』という
アパルトヘイトの歴史をテーマにした博物館があります。

博物館の名前になっている
ヘクター・ピーターソンというのは、
差別に抵抗する黒人たちのデモに
白人の警官隊が発砲したという事件(1976年)のとき
最初に犠牲者となった少年の名前です。

この博物館の展示内容は
ほんとうに衝撃的でした。

きっと一生忘れられない、と思うほど
衝撃的だった写真があります。

その写真には、
発砲してくる警官隊に
ごみバケツのフタを盾にして
石を投げて立ち向かう黒人の人たちが写っていました。

逆にいえば、
ごみバケツのフタを盾にして
石を投げて抵抗する人々に対して
警官隊はどんどん発砲しているわけです。
そこで700人が亡くなったそうです。

僕はその写真を見たときに
ほんとうに、涙が溢れて止まりませんでした。
人間というのはなんて悲しい生き物なんだろうか
という気持ちでいっぱいになりました。

マンデラさんをはじめ
多くの人たちのおかげでアパルトヘイトは廃止され
南アフリカ共和国は劇的に変わりました。

僕たちが行ったときには、
旅行者目線の表面的な印象ですが
どの人種の人たちも非常に明るくてフレンドリーで
とても明るい雰囲気の国に見えました。

ケープタウンで市内観光バスに乗ったのですけれど
そのときバス停でキップを売っていた
黒人のオジサンがとてもオモシロイ人でした。

サチコネエサンが
とても分厚い財布を持っていたので
彼はネエサンに向かって言いました。

『それは財布か?! あまりにも分厚いので聖書かと思ったよ。
 聖なるコトバならぬ、聖なるサツタバってとこだね。』

おじさん面白いこというね、と僕が言ったら
満面の笑顔で
『行ってらっしゃい。楽しんで!!!』と言ってくれました。

南アフリカ共和国は
とくにヨハネスブルクなどの大都市は
『世界で最も治安の悪い町』とか『世界でもっとも凶悪犯罪の多い街』
などと言われていまして
行く前はとてもビビッていたのですけれど、

出会った人たちは
ほんとうに素晴らしい人たちばかりでした。
良い思い出です。
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