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7月14日(火)晴れ

今日もまた凄まじく暑かったです。

ところで今、
夜9時のテレビのニュースで
探査機『ニューホライズンズ』が撮影した
冥王星の最新の写真を見ました。

僕としましては
ほんとうに感動しました。
感無量です。

なんて美しいのだろうか、と思いました。

タダの氷と岩石の塊が
こんなに美しく見えるのは、
これまで全くその姿を知ることができなかったという
歴史があるからでしょうねえ。

冥王星っていうのは
ほんとうに劇的なドラマを持った星だと思います。

1930年に
アメリカのアリゾナ州の
グランドキャニオンのすぐそばにある天文台で
若い助手のお兄さんによって発見されました。
彼の名は、クライド・トンボーさんといいます。

今夜、冥王星に最接近した探査機ニューホライズンズには
トンボーさんの遺灰が搭載されているそうです。

僕は今から13年前に
そのアリゾナの天文台に行って、いろいろ見学したことがあります。
森の中にひっそりとたたずむ
古い古い天文台でした。

そこにはトンボーさんが
冥王星を発見したときに使ったという、
左右に並べた2枚の写真を見比べる原始的な道具もありました。

恒星は動きませんが、
冥王星は時間がたつと位置を変えるため
同じ場所を時刻を変えて撮影した2枚の写真を見比べて
位置を変えている冥王星を発見したわけです。

膨大な写真を、すみずみまで根気よく見比べて
とてつもない労力を費やした果ての大発見だったわけですね。

その道具の前に立って
実際に覗いて見たときに、
僕は、冥王星を発見したトンボーさんが
そのときどんな気持ちになっただろうか、
何を叫んだ(つぶやいた)だろうか、
いろいろ想像して、とても幸せな時間をすごしました。

発見されてすぐ『9番目の惑星』となりましたが
科学が発達して
太陽系の果てのことがわかってくると、

冥王星と同じくらいの大きさの天体が
近くにいっぱいあることが分かったり
もっと大きな星が見つかってしまったりして、
だんだん『惑星』としての地位が危うくなってきました。

2006年の夏に
『冥王星は太陽系の外縁にたくさん存在する小天体の一つにすぎない、
 これからは冥王星は惑星では無いということにする』
と、降格させられました。

さまざまな劇的な物語に彩られた
小さな氷と岩石の塊が、
今夜その姿を鮮明に僕たちに見せてくれたというのは
やはり僕にとっては
たいへん感動に満ちたできごとであります。

ということで
今日は良い日でした~。

明日もがんばりましょう!
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