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11月19日(木)曇り

今日の平塚は曇りです。

ところで今日も
さいきん撮った写真をのせます。

これは、先週
岩手県の花巻市に行った際に連れて行っていただいた
↓『宮沢賢治記念館』です。(クリックして大きくして見てね)
15111803.jpg
『銀河鉄道の夜』や『雨ニモマケズ』などで有名な
宮沢賢治さんの作品や生い立ちに関する
さまざまな素晴らしい展示があります。

記念館は
街を見下ろす高台の森のなかにありまして
自然に囲まれています。

↓野鳥もたくさんいました。
15111804.jpg
僕は、これがなんという鳥か分からなかったのですけれど
となりにいたオバサンが
『ヤマガラでしょう』
と言っていました。

家に帰ってきて図鑑で調べたところ
やはりヤマガラでした。
15111805.jpg
記念館の敷地は広大な公園のようになっていて
とても美しいところでした。

そのあと、
『イギリス海岸』というところにも連れて行っていただきました。

↓これがイギリス海岸です。
15111807.jpg
北上川の川岸に
今から200万年いじょう昔の地層が露出している場所です。

宮沢賢治さんはここをとても気に入って
まるでイギリスに実際にある白亜の崖の海岸のようだ、ということで
イギリス海岸という名前をつけて
よく化石採集に訪れていたそうです。

有名な『銀河鉄道の夜』の物語のなかに
天の川の岸辺で化石採集をする地質学者たちのエピソードがあります。
それは、このイギリス海岸で
宮沢賢治さんが実際に化石を採集した体験が
ベースになっているのだろうと言われています。

イギリス海岸は
今は普通の川岸の風景ですが、
宮沢賢治さんがこの花巻で暮らしていた当時は
北上川の水位が低くなると
広大な川底が姿を現し
ほんとうに海岸のような不思議な風景になったそうです。

↓イギリス海岸の川岸の泥岩には
いまも木片の化石がたくさん含まれています。
15111806.jpg
ちなみに、
↓こちらが本当のイギリスの白亜の海岸です。
s_england2011 1793
この写真は、僕がいまから4年前に
イギリス南岸の『セブンシスターズ』という海岸を訪れて撮ったものです。
ロンドンからレンタカーで2時間くらいです。

この真っ白な崖を作っている地層は
中生代のものですから
北上川よりももっと古い、恐竜やアンモナイトがいた時代のものです。

『白亜』というのは
この地層を作っている真っ白な岩石のことで
(岩石というよりも、崖ぜんぶが、石灰質の微生物の殻が積もった化石なのですが)
『白亜紀』という地質時代の名前の由来になっています。

イギリスとフランスの間のドーバー海峡には
このような白亜の崖が延々と続いているのです。

ちなみに白亜は英語で『チョーク』と言いまして
学校の黒板に字を書くときにみんなが使っているもののことです。

宮沢賢治さんは
きっとこのような風景をイメージしながら
北上川の岸辺を歩いて
いろいろな物語を作ったのではないかと思います。
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