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10月24日(月)晴れ

昨日のラジオの生放送で、
『天文ファンにもいろいろなタイプがある』
という話をしました。

鉄道ファンにも
実際に乗るのが好きな人とか、
写真を撮るのが好きな人とか、
グッズを集めるのが好きな人とか、
時刻表が好きな人とかいるわけですが

天文ファンにも
望遠鏡が好きな人とか、
写真を撮って画像処理するのが好きな人とか、
星座やギリシア神話が好きな人とか、
ロケットが好きな人とか、
日食が好きな人とか、変光星が好きな人とか、
彗星が好きな人とか、小惑星が好きな人とか
いろいろいるわけです。

僕の場合は、まず
旅先で何時間も寝転がってひたすら満天の星空を眺める
というのが好きです。
完全に『肉眼派』です。

地球上で、緯度によって星空は全く違いますし
その土地の風景の中で星空を眺める体験というのは
旅の素晴らしさのとても大きな部分です。

それから、人間が歴史の中でどのように星空と向き合い
宇宙の謎を解き明かしてきたのか、という
文化史や科学史が好きです。

その星の名前が何語でどういう意味なのか、
というのもとても興味があります。
こんにち僕たちが知っている星の名前で
いちばん多いのはアラビア語で、約7割を占めます。
有名な1等星
ベガ、アルタイル、デネブ、ベテルギウス、リゲル、アルデバラン
といった名前はぜんぶアラビア語です。

これは8世紀から13世紀に栄えた『アッバース朝イスラム帝国』で
天文学の研究がいちじるしく進んでいた歴史を反映しています。

宇宙の謎の解明と同じように
星の名前の研究も進んでいて、

僕が子どもの頃は、たいていの星座の本に
アルビレオは白鳥の『くちばし』という意味で、
ベテルギウスはオリオンの『わきの下』という意味です
と書いてありましたが、

今は、アルビレオが『くちばし』だというのは
誤りだということになっていますし、
ベテルギウスの意味についても異論があります。
そういうのも、おもしろいなあと思います。

そして、
人間が手の届かない遠い宇宙のことを
知恵を絞りながら理解してきた歴史の物語も
非常にロマンティックだと思います。

よく、世の中の人たちが
『その星までの距離が何光年だなんて、なぜ分かるのだ』
『その星がどんな物質でできているかなんて、なぜ分かるのだ』
『天動説ではなくて地動説が正しいなんて、なぜ分かるのだ』
なんて言いますが、

その、『なぜ分かるのか』ということこそ、
ほんとうにおもしろくて感動的な部分なのだと思います。
そこには、宇宙の謎を一つ一つ解いてきた
人間の素晴らしい本質のようなものがあると思います。
僕はそういう本を読むのがすごく好きです。

最近は、『Ia型(いちエーがた)超新星』という天体に注目することによって
宇宙の果てのような遠い銀河までの距離が正確に測れる、
という話を聞いて
なんてロマンティックなんだろうと感動しまして
本を何冊か読みました。

いまのマイブームはIa型超新星と、
それを含む恒星の進化です(笑)。
天文学の基本である
ヘルツシュプルングラッセル図のお勉強を
改めてやっています(笑)。

親の影響で星好きになりつつある5歳の息子に
『祐太、イータカリーナ星は今は肉眼では見えないほど暗いけど、
 170年くらい昔はシリウスと同じくらい明るかったんだってさ。
 タイムマシンに乗れるとしたら、その星空を見てみたいな』
とか言っています。

そうしたら息子が
『イータカリーナ星って、りゅうこつ座?』
とか言うので

『そうだよ。よく知ってんなあ』
と言っておきました~。

ということで
どうでもいい話で失礼しました~。
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