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7月16日(火)雨

おとといは兵庫県稲美町のコスモホールでの
コンサートに出演させていただきました。

まずアクアマリンが45分のステージを行い、
そのあと兵庫稲美少年少女合唱団の皆さんが
『まるい地球をひとまわり』、『天の川のひとしずく』、
『エスペランサ』、『つないで歌おう』を素晴らしい感動的な合唱で歌ってくれました。
合唱のピアノ伴奏は僕が行いました。

最後のフィナーレは
『COSMOS』を会場のお客さまと合唱しましたよ。

お越しいただいたお客さま、
兵庫稲美少年少女合唱団の皆さま
稲美町関係者の皆さま
ほんとうにありがとうございました。

ところでこの日のコンサートは
『万葉集』がテーマでした。

というのも、この『稲美』という町名はとても歴史が古く
日本最古の歌集である万葉集にもこの地名が登場していて
この地と万葉集は縁があるのです。

そして何より
新元号である『令和』の出典となった万葉集の歌の碑が
このホールの隣の公園に立っているのです。

この碑は『令和』という新元号が発表されてから作ったのではなく
いまから31年前にこの公園がオープンしたときからあるのです。
まるで令和の時代の到来を
平成が始まったときから予言していたようだ!と
新元号の発表直後からメディアでも盛んに紹介され
急に話題沸騰の場所になっているそうです。

↓これがその歌碑です。(クリックして大きくして見てね)
19071603.jpg
たいへん小さな歌碑で
公園の一角にひっそりとあるのですけれど
この歌が『令和』という元号の出典になっているのです。

しかもこの歌碑では偶然にも
『令』と『和』が真横に並ぶように書かれています。
念のために言いますが、この碑は30年前からここにあるものです。

新元号の発表以来、ここを訪れる人が急増したそうで
↓案内の看板も作られたそうです。
19071602.jpg
そういうわけで、このたび
『万葉集にゆかりのある稲美町のホールで
 万葉集をテーマにしたコンサートを行いたい』
というきわめてユニークなオファーをいただいたわけです。

稲美少年少女合唱団の皆さんとは
これまでにも演奏会にゲストで呼んでいただいたりして
交流はあったのですけれど

『万葉集をテーマにしたコンサートを企画していますが
 アクアマリンで何かそういうのができますか?』
という漠然としたお話を最初にいただいたときは
すごく面白そうだなあと思う反面、どうしたらいいのかな、とも思いました。

僕は自分の著書にも書いていますが
ハタチくらいの頃に作詞を始めたとき、

『良い歌を作るにはどうしたらよいのか』を
自分なりに熱心に研究しました。
そして、そのためにはまず日本語をよく知ることが大切だと思い
さまざまな日本の古典文学を読み漁りました。

いろいろ読みましたが、とくに魅かれて強く影響を受けたのが万葉集でした。
今でも好きな歌がたくさんありますし、演奏旅行のついでに
歌に詠まれた場所を訪れるということも少しずつですがやっています。

万葉集の
●飾らない素直な最低限の言葉だけでストレートに風景や心情を描く
●言葉で写真を撮るようにわずかな言葉で雄大な自然の風景を描ききる
●一見するとただ単に風景を描写しているように見えるが、作者の想いが強く伝わってくる
という技法は、僕は一生けんめい研究して見習いました(笑)。

そして何より
●天皇や貴族だけでなく無名の庶民の作による4500もの膨大な歌が収められている
という万葉集の特筆すべき特徴から
『歌は誰が作ってもよいのだ』、『誰もが歌を作るべきなのだ』という重大なことを教えられました。

楽譜も読めず、楽器を習ったこともない僕が
『歌を作る』ということを『自分もやってみたい』と思い、
実際にやってしまえたのは万葉集に勇気づけられた側面が大きいです(笑)。

ですので、
『アクアマリンの楽曲で、万葉集を題材にしたものは特にありませんが、
 すべての楽曲が万葉集の影響を受けているとも言えます。
 そういう話をしながらオリジナル曲を皆さんに聴いていただくというステージなら
 できると思います』
とお答えしまして、ではそのセンでコンサートを作っていこうということになりました。

こんなコンセプトのコンサートというのは
最初で最後だと思いますが
僕自身、とても楽しくやらせていただきました。

↓これは当日のリハーサルの風景です。
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アクアマリンのステージでは最後に『風のことば』を演奏しましたが
その前のMCで、

『万葉集は過去の遺物ではありません。
 令和の時代の私たちに生き生きとしたメッセージを与え続けています。
 万葉集には、僕たちの生活や人生を今日からでも豊かにしてくれる要素がたくさんあります。
 僕は大きく4つあると思います。
 一つ目は、誰もが表現者であり芸術家になれるということ。
 皆さん俳句でも写真でも絵画でもどんどん作品を作りましょう。
 ふたつ目は、自然に目を向けることの素晴らしさ。
 みっつ目は、人間らしい喜怒哀楽を大切にしようということ。
 最後に、言葉を大切にし、言葉の力を信じようということです。
 人間は、使う言葉、日々口にする言葉によって人生の展開が左右されるという
 ことが確かにあると思います。みんなで美しい言葉、ポジティブな言葉を使いましょう。』
と皆さまに申し上げました。

ということで
↓これは帰りの高速道路のサービスエリアで子どもたちへのオミヤゲに買った
ベビースターラーメンです。
19071605.jpg
7歳の息子はウマイウマイと言って食べていましたが、
5歳の娘は『から~~い!』と言っていました。
なかなかコショウが効いた味だったです。

ということで
明日もがんばりましょう!!
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