FC2ブログ

12月18日(木)晴れ

こんどの日曜日(12月21日)は
兵庫県明石市でコンサートですので、
今日はその準備をしました。

プラネタリウムで星空を映しながらのライブですので
ぜひお近くの皆さまお越しいただければ幸いです。
(詳細は↑『LIVE』のページを見てね)

ところで、昨日までの九州旅行の大きな目的の一つが
ブルートレイン(寝台特急列車)に乗ることでした。

↓これは、横浜駅に寝台特急『はやぶさ』号が到着したときの
写真です(クリックして大きくして見てね)。
blogpic+370_convert_20081218215908.jpg
ヘッドマークに『富士・はやぶさ』と書いてあるのは
大分行きの『富士』号と、熊本行きの『はやぶさ』号が一緒になっていて
九州に入ってから切り離して
それぞれの目的地に向かうという構造だからです。

先頭の機関車は、EF65の1000番台という機関車です。
僕は
鉄道のことは詳しくないので
てっきりEF66という機関車が列車を引っ張ってくるのだろうと
思っていたのですが、
EF65の、しかも1000番台がやってきたので感激してしまいました。

EF65の1000番台というのは
ちょうど僕が子供の頃に、ブルートレインを引っ張っていた機関車で
僕にとっては、ブルートレインというと、この姿なのですね。

そもそも今回
ブルートレインに乗りたいと思ったのは、
『走るホテル』とか『青い流れ星』とか呼ばれて
一時代を築いたブルートレインが
もうすぐ廃止になるらしいというウワサを聞いたからです。
ぜひ最後に改めてお別れを言いたいと思いました。

↓僕たちが乗った3号車は、『ソロ』という種類の個室寝台客車です。
blogpic+371_convert_20081218220013.jpg
僕の個室は
この写真で僕が右手で指している2階の端っこの部屋でした。
2階の部屋は窓が屋根に沿って丸くなっているので
星空もよく見えます。

↓客車に乗り込むと、通路があって、それぞれの個室のドアが並びます。
kagoshima0812+059_convert_20081218220056.jpg
僕の部屋は18号室です。
ちゃんとカギももらえますので、安心です。

↓ドアを開けると、部屋があります。
kagoshima0812+071_convert_20081218220142.jpg
あのガラスのつい立の向こう側にベッドがあります。
広くはありませんが、
熊本までの17時間半を過ごすあいだ、
こうして自分だけの部屋をもらえるというのは
とても快適で、楽しいことです。

個室にはテーブルや鏡もありますし、
荷物を置くスペースもとても大きいです。

↓九州に入ると、機関車を交代します。
これは門司駅で、ED76という赤い機関車がやってきたところです。
kagoshima0812+046_convert_20081218220412.jpg
機関車の交代は、下関と、門司で2回あります。

機関車の交代のときは
ホームに長時間停車しますので、
乗客の多くはカメラを持って列車の先頭まで走って
機関車を切り離したり、連結したりする作業を見物します。
これは一種のセレモニーでして、
『いやあ! ついに九州に上陸したぞ!』
という気分になります。

乗客の多くは、
僕と同じように、廃止になる前に一度乗っておこうという
記念乗車の鉄道ファンふうの人たちでした。
みんなすごく高そうなカメラを持ってました。

それに
僕たちが本当にスゴイナーと思ったのは
途中の停車駅のプラットフォームにいる
撮りテツ(鉄道の写真を撮ることを愛する鉄道ファンの人たち)の皆さんです。

横浜駅にもすでに100人以上いまして、
ホームに立派な三脚を立てて、立派なカメラでブルートレインを
撮っていましたが

その後、停車する全ての駅で
大勢の鉄道ファンの人たちが、僕たちが乗っている列車の写真を
撮っていました。

熱海でも数十人、静岡でも数十人という感じでしたが
名古屋駅や大阪駅はすごく多くて
ゆうに100人以上いました。

列車の先頭部の写真を撮りたいので
みんなホームの一番前のところに固まっているんですね。
こんな夜遅く、こんな寒い雨の日に、
きっと何時間も前から待っていたのだと思います。

米原では、彼らの一人が僕たちに手を振ってくれたので
こちらも手を振ったら
それに答えて50人くらいの人たちがみんな手を振ってくれました。

ブルートレインが
こんなに多くの人たちに愛されているのだと知って
とても嬉しくなりました。
そして、こうして今回、キップを買うことができ、
乗ることができたことをとても幸せに思いました。

世の中というのはそういうものですが、
誰も乗らなくなったから廃止になるのに、
もうすぐ廃止になりそうだと言われると、みんな競って乗るのですね。
(僕もその一人なんですけど~)
kagoshima0812+082_convert_20081218220249.jpg
↑熊本に着きました!!
横浜から17時間半の旅も終わりました。

ブルートレインに乗っている間、
3回ほど、涙があふれそうになりました。

最初は、横浜を出発してまもなく茅ヶ崎を過ぎて
僕が子供の頃にいつもブルートレインを眺めていた近所の踏切を通った時。

大人になって僕が世界のいろんな国へ旅するようになったのは
子供の時にいつも眺めていた
夕焼けに消えてゆくブルートレインが、
まだ見ぬ遠い世界の存在と、そこへ道が続いているということを
教えてくれたからなんだよ。

2回目は、熊本に着く直前に
ブルートレインに最後のお礼とお別れを言おうと
列車の中の、窓や、手すりや、壁やドアや、配電盤や、
いろいろなものにペタペタ触りながら(笑)
『ありがとう、ありがとう、さようなら』と一人で言っていた時(これは怪しい)。

そして最後は、
熊本駅で降りた後、
ホームの端っこに走っていって
最後部の『はやぶさ』というマークの写真を取った時。

僕の子供時代は
そのとき終わりました。
ほんとうに最後に乗れて良かったです!!!
スポンサーサイト