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7月12日(日)曇りのち晴れ

今日は、日曜なのでラジオでした。

きょうは、ほとんど皆既日食の話で
1時間の番組が終わってしまいました。

皆既日食の魅力というか、見どころは
おおまかにいって3つあると思います。

1.昼間なのに暗くなって空に星が現れる
2.コロナ
3.ダイヤモンドリング

という感じです。

1の『昼間なのに暗くなって空に星が現れる』
というのは、本当に劇的な体験です。

日食のとき、太陽がだんだんと欠けてゆきますが
太陽というのは、90%欠けても
空は暗くなりません。
普通の青空のままです。

機械で測れば暗くなっているはずですが、
人間の目は、ゆっくりとした減光に順応していきますので
感覚的には
まったく暗くなった感じがしません。

太陽が95%欠けて、98%欠けて、99%欠け、100%欠けたとき、

壮大な、『神様の手品』が起こります。
僕たちの目の前にある
『青空のカーテン』が一気に取り払われて
そこに星空が現れます!!

この一瞬の転換は、
ほんとうにスゴイです。
神様が、ふだんは青空に隠れて見えない『本当の宇宙の姿』を
わずか数分間だけ、僕たちに見せてくれるのです。

2の『コロナ』というのは、
皆既日食のときだけ、太陽の周りに見える放射状の光です。
『太陽の大気』とも言われますが
これがまた、たいへん繊細で美しいです。
羽毛のような繊細な光が、まるで太陽の花びらのように
黒い太陽から、黒い空に向かって伸びているのです。

3の『ダイヤモンドリング』は、皆既日食の美しさの代名詞のように
言われていますが、
これは皆既日食が終わって、
隠されていた太陽が再び現れる瞬間の光です。

月に隠されていた太陽が再び現れるとき、
その円の縁のある一点がピカッと光ります。
その光はドンドン輝きを増して
眩しさを増してゆきます。
そのダイナミックな光の出現は本当に神々しくて、
まさに神の出現を思わせるものです。

僕は14年前に皆既日食を一度だけ見ました。
1995年10月24日、タイのコラート高原です。

僕に、『皆既日食を見てみたい、見に行こう!』と決心させたのは
星の会のメンバーの人が言ったこの一言です。

『皆既日食は目で見るものではない。皮膚で感じるものだ。
 僕は、たとえ目隠しをされていたとしても、皆既になった瞬間を感じることが
 できるだろう。』

それを聞いたときに、
それまで写真や映像でしか皆既日食を知らなかった僕は
自分もその瞬間を『感じて』みたいと思いました。

太陽が弧線のように細くなってゆくときの
あの、地上の世界ぜんぶが淡く薄くなって消えてゆくような感覚。

異変を感じた鳥や動物たちが騒ぐ声。

にわかに吹いてくる冷たい風。

空気が凍りつき、時間がピタッと止まってしまったような感覚。

一言で言うなら、『神との遭遇』です。

皆既日食は、よく『地球上で見られる最も美しい光景』と言われますが
それは本当です。

14年前のあの1分30秒間は、
間違いなく、僕の人生で最良の瞬間の一つです。

今月22日の皆既日食は、今から急に思い立って見に行くのは難しいですが
皆既日食じたいは、ほとんど毎年のように
地球上のどこかで見られます。
(見られる地域がとても狭いので、そこまで行くのが難しいということです)

もし、
あなたのこれからの長い人生の中で
皆既日食を見に行けるというチャンスがあったら
ぜひぜひ、一生に一度、
この地球に生まれた記念にごらんいただきたいなあ、と思います。
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