FC2ブログ

11月10日(火)晴れのち雨

毎年11月17日頃にピークを迎える
『しし座流星群』が、ことしはたくさん見られそうだと言われています。

しし座流星群というのは
普通の年には
ピークの時間帯でも1時間あたり1個とか、2個とか3個とか
そういう極めて数の少ない流星群なのですが、

30数年ごとに
まるで空を埋め尽くすような流れ星の雨を降らせる
特殊な流星群です。

20世紀の終わりから
21世紀の初めにかけての数年間に流星雨が見られました。

1998年にはヨーロッパで1時間あたり約4000個の流星雨が出現しました。
 (このとき日本では大変騒がれて流星群パニックみたいに
  なりましたが、日本では1時間あたり100個くらいでした)
2001年には日本で1時間あたり約2000~3000個、
2002年にはアメリカ西部で1時間あたり約700個
という大出現が見られました。
(この数字は、僕が当時のニュースで聞いたりして覚えている数ですので
 実際と違うかも、しれません)

それで、今年の
しし座流星群は、ピークの時間帯には
1時間当たり、100個とか、200個などという予想が出ています。

何千個もの、『流星雨』というほどではなくても
100個とか200個とか言われると、期待してしまいますね。

でも、この流れ星の数の予想の数字って、
僕たちの期待とは
大きくかけ離れたものだと、
注意する必要があります。

まず、
流れ星の数の予想って
とても難しいので
そのとおりの数の流れ星が出てくれないということが
普通にあります。
予想よりもずっと少なかったり、全く飛ばなかったりということも
よくある話なのです。

幸運にも予想が当たって、
その数字どおり、たとえば1時間あたり100個の流れ星が
現れたとしても
『あなた』は1時間に100個も流れ星を見ることはできません。
たぶん、その5分の1の、20個くらいしか見られないと思います。

人間の目は空の全域を見わたすことができませんから
自分が見ていない所に飛んだ流れ星は見えないし、

ずっと空を見上げ続けることもできませんから、
ふと下や横を向いた瞬間に飛んだ流れ星も見えません。

慢性的に夜空が街灯で明るく照らされていて
ふだんから星が見えないような都会や街なかでは
当然、流れ星も見えなくなります。
月が出ていて煌々と夜空を照らしていたら
さらに流れ星は見えにくくなります。

空に一つも雲が無い、完璧な快晴ということは
ふつうはあまりありませんので、
晴れているようでも夜空には雲があって、
そこを飛んだ流れ星も見えません。

結局、たとえば1時間あたり60個という流星群を
あなたが市街地の自宅の庭かベランダで見上げたとすると
1時間がんばって夜空をひたすら眺め続けて
12個くらい見えたら御の字ではないかと、思います。
寒さに耐えられず10分間しか夜空を眺めなかったら
2個くらいになると思います。

これが、『1時間あたり60個』の流星群の
現実ではないかと思います。

なんでこんなことを書くかというと、
先月のオリオン座流星群のときに
テレビ(複数の局)の天気予報のコーナーで
お天気お姉さんが

『今夜はオリオン座流星群です!
 1時間に50個の流れ星が見えます!
 みなさんも見てくださいね☆』

ということを言っていて、
それを見て、『危ないなあ・・・・』などと思ったからです。

そこで僕は、
『流星群5分の1の法則』?というのを考えました(笑)。
テレビとか新聞とかで言われる流星群の流れ星の数を
だいたい5分の1にした数字が、

あなたが、都会や市街地で、自宅の庭やベランダで観察した時に見られる
流れ星の数になるというものです。

それはちょっと少なすぎるんじゃないの、と
星好きの人には言われてしまいそうですが、
ちょっと少なめに心得ておくほうが
見たときの感動は大きいと思います(笑)!

そうそう、あと
『流れ星を見たい! 見よう!』と思った人にとって大切なことは、
ちゃんとした人が言っている情報を参考にするということです。

国立天文台とか、地域の科学館や
天文雑誌を発行している会社のホームページなどを見れば
ふつうの人が読んでも分かりやすく、誤解の無いようになっています。
何時ころに、どっちを見たらいいのかとかも
正確に(今の科学で分かる範囲で)書いてありますよ。

テレビのお天気お姉さんのコメントを聞いて
流れ星を見たという人も大勢いますから、
あの方たちの天文普及への貢献は大変大きなものですが、

それを聞いて
『へえ、そうか、今日は流れ星が見られるのか。じゃあ見てみようかな』
と思った方は、見に行く前に
そういうホームページをチェックすると良いと思います~。

今年の
しし座流星群のピークは
11月17日(火)の夜更け過ぎ(18日(水)の夜明け前)だそうです。
スポンサーサイト