FC2ブログ

11月28日(土)晴れ

今日は穏やかな晩秋の一日でした。

今日もチュニジアの写真を載せます。
↓これは、エルジェムという町にある、円形競技場の遺跡です。
(クリックして大きくして見てね)
09tunisia+564_convert_20091128205755.jpg
ローマ時代の遺跡ですから、いまから1800年とか昔のものです。

この、エルジェムの円形競技場の遺跡は
僕がチュニジアでもっとも楽しみにしていた場所の一つでした。

なぜかというと、
ローマ帝国の凄さを実感することができるからです。

歴史上、大きな帝国がたくさん生まれ、
滅んでゆきました。

ローマ帝国の凄いところは
『征服した土地に、本国イタリアと同じような
 立派な道路や劇場や神殿や浴場をつくり、
 征服された側の人々にも市民権を与えて
 イタリア人と同じように扱った』
というところです。

歴史上には、力任せに他国を征服して
一気に支配地域を広げた大帝国が
あっというまにバラバラになって崩壊してしまったという例が
たくさんあります。

一時的に征服するのは簡単でも、
その後、長い間どうやって統治してゆくのかというのは
とっても難しいことなのです。

ローマ帝国は、ヨーロッパとアジアとアフリカにまたがる
広大な地域を支配しましたが、
その基本的な『作戦』は、
ある国を征服したら、その住民のために立派な町を建設してあげる
というものです。

道路や橋や水道、劇場に競技場に浴場に広場、
どれも首都ローマに比べても劣らない
立派なものを作りました。
税金も低くして、支配される人々が楽しく暮らして
ローマに不満を持ったり反乱とかを起こさないようにしたわけです。

征服された土地の人間にも、ちゃんと出世するチャンスが
ありました。
皇帝は、最初はローマの名家の人たちばかりでしたが、
そのうち、スペイン出身の人が皇帝になったり、
ブルガリアやアラビアや、そのほか辺境地域の農民や軍人の息子とかまで
皇帝に上り詰めたりします。

たとえば日本の江戸時代に
田舎の名も無い農家の息子が、徳川家を継いで将軍になれたかどうか、なんて考えると
ローマ帝国っていうのはスゴイナーと思います。

この辺のことは、
ことし僕がずっと読んできた塩野七生サンの
『ローマ人の物語』という長大なシリーズ本に
ひじょうに詳しく書いてあって、とても面白いです。

僕はこの
エルジェムの遺跡を見て思いました。

アフリカの、こんな内陸の荒涼とした土地に
こんな巨大な円形競技場を作ったローマって
ほんとうにスゴイナー、と。

僕はいつかきっとローマにも行こう!と決意しました~。
スポンサーサイト